ねずみ駆除方法の知識

ねずみには、私たちの家に入り込んでくる「家ねずみ」と、野や山にすむ「野ねずみ」がいます。

ねずみ駆除の対象になるのは、もちろん「家ねずみ」です。この家ねずみには、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの３種類がいます。

この３種類の家ネズミは、ほぼ世界中に分布し、日本にもほぼ全域に棲息しています。

一戸建ての家のねずみの被害は冬場に多くなります。屋外に棲んでいたねずみが寒くなってくると暖かい住居に移動してくるからです。

ねずみは一般の住宅では、通風口、換気扇、エアコンの取り付け口、外壁の隙間、排水管の周囲、スレート屋根の軒の貫通部などあらゆるところから侵入してきます。

外壁などにねずみに入られそうな隙間や小さな穴を見つけたら、細かい目の金網や金属タワシ、コンクリート、パテなどねずみにかじられにくい材料でこまめに補修することが、ねずみ駆除では大切です。

なんと、ねずみは、約1.5センチメートル位のわずかな隙間からでも自在に出入りするのです。

なお、暖かくなると、屋外にでていくので、統計上3月頃からねずみ被害は減少します。

一方、都会のビルでは主にクマネズミが生息し被害を与えています。クマネズミは高いところも平気ですし、立体的に行動することができるからです。賢くて抵抗力があるので、駆除もなかなかできない困りものです。

ビルは冬でも暖く、ゴミ捨て場や厨房に食料もあるので、年中繁殖している状態です。